奈良No1ヘアケア&独自カット技法の美容室ACT代表のTakeでございます。今回の記事は、当サロンでもよくご質問を頂きます内容で髪と頭皮のケアを目的とした「正しい自宅でのシャンプー方法」を公開致します。ヘアケアマイスターの称号を持つヘアケアのプロが毛髪化学に基づいて考案した独自の洗髪方法になりますので、是非ご参考にして下さい
ご自宅でのホームケアにおけるシャンプー剤選びにつきましては前回のブログでご紹介をさせて頂きました。その次に大切なのが「使い方・洗い方」になります
まず、お湯の温度設定は夏場は36〜37℃、冬場は38〜39℃がオススメです。初めて当店にお越し下さいましたお客様は、当サロンのシャンプー時のシャワー温度が他店と比べまして低く感じるお客様も多いかと思います。その理由が皮脂に関係しています
皮脂は36℃以上のお湯で溶け出します。また皮脂の役割は頭皮の乾燥を防ぐと共に毛穴に細菌の侵入を防ぐ為のバリア機能の働きがございます
その為、皮脂を除去し過ぎますと頭皮トラブルにも繋がる為、当店でも低めの温度設定を心掛けています
次に大切なのがシャワーヘッド選びです。シャワーの水圧や強さによって、頭皮の皮脂汚れの落ち方が変わります。頭皮の毛穴内側までシャワーの水流が届くことでシャンプー後のすすぎ残しを防ぐことのできる設計のシャワーヘッドがお勧めです。近年では節水タイプのシャワーヘッドも売られていますので経済的にも嬉しいです
因みに当店のシャワーヘッドはナノバブルを発生させて優しくキッチリと頭皮の汚れを落とせるモノを使用しています。特に縮毛矯正、パーマ、ヘアカラーなどの薬剤を使用するメニューにおいて、髪や頭皮に薬剤が残留してしまうと髪や肌のトラブルにも繋がりますので注意をしています
次は正しい洗い方についてお話をします
頭皮についた皮脂汚れや脂汚れは主にタンパク汚れが原因です。そのタンパク汚れを適切に除去していくことが大切なのですが、使用するシャンプー剤が安価なモノはタンパク汚れだけでなく髪自体のタンパク質まで壊してしまいますのでダメージに繋がります。また高級なシャンプー剤ほど、洗浄力がソフトに作られていて髪のダメージが少ない代わりに洗浄力もソフトになりますので、ご自宅では良いシャンプー剤を使って2回洗い方をお勧めしています
2回洗いの流れは下記の通りです
①予洗(お湯洗い)を30秒〜1分30秒
②石鹸で軽く手を洗う(手の皮脂汚れ除去)
③ショートヘアで1プッシュ、ミディアムヘアで2プッシュ、ロングヘアで3プッシュ、シャンプー剤を手に取る(毛量によって少し調整)
④手に取ったシャンプー剤を両手に軽く伸ばして、頭の後頭部→襟足→両サイド→トップの順番で頭皮全体にシャンプー剤を馴染ませる
⑤頭皮と髪全体にシャンプー剤を馴染ませ、両手の手のひらで髪の内部に空気を入れるようにして泡を行き渡らせます
⑥全体に馴染みましたら、軽く中間水洗を行います。その際は頭についた全体の泡の半分程度を流すイメージで大丈夫です
⑦再度シャンプー剤を手に取ります(③の半分の量で大丈夫です)
⑧⑤同様に馴染ませた後、手のひら〜指先までの全体を使って、両サイド→襟足→後頭部→トップ→前髪の順番で円を描くイメージで頭皮を大きくゆっくりとマッサージして血流を促すと共に毛穴の汚れを浮き出していきます(頭皮を擦る必要はありません。擦ると抜け毛や切れ毛の原因になります)
⑨最後に前頭部から首に向かって指のハラで血流を戻してからシャンプーの濯ぎになります
⑩マッサージ後の濯ぎは1分〜2分程度を意識し、シャワーの水圧と指のハラで優しく泡を落とします
以上が、私が毛髪化学に基づいて考案したご自宅での正しいシャンプー方法になります。
このお話をさせて頂きますとモコモコ泡を立てたり、ゴシゴシしないで汚れは落ちるの?と質問を頂きますが、その答えは洗濯機にあります。
洗濯機の洗いモードで洗濯物が回っている時、洗濯槽は水と洗剤が回っているだけで、ゴシゴシもしなければ泡も水の上でモコモコしているだけです。つまり泡立ちと汚れは別の役割ですので、泡立たなくても汚れは落とせます。しかし、頭皮の汚れに対して予洗が少なかったり、シャンプー剤の量が少なかったりして泡が立たない時とは別のお話になりますのでご注意下さい
また皮脂の分泌には個人差がありまして、軽い皮脂・重い皮脂、4時間で皮脂が出る方・24時間で皮脂が出る方など、さまざまございますので、シャンプーの頻度は毎日、2日に一回、3日に一回もお勧めですので、オススメのシャンプー頻度が分からないお客様は御来店時に頭皮診断の上アドバイスをさせて頂きますので是非お気軽ご相談下さいませ
最後までご覧下さいまして誠に有難うございます。次回の御来店を心よりお待ち致しております☆